アラジン(Aladdin X)のプロジェクターは、天井一体型なら引掛シーリングから壁までの距離で画面の大きさが決まり、X2 Plusは1.78m離れると100インチになります。
照明が部屋の中心にある6畳なら、X2 PlusとX3 Laser 4Kで近い壁に約67〜78インチ、遠い壁に約95〜109インチ映る計算です。
8畳はどの壁に向けても約95〜109インチで、X3とX2 Lightは同じ部屋で1割ほど小さくなります。
壁から18〜24cmで100インチを映すMarcaとMarca Maxなら、部屋の広さに関係なく大きな画面にできます。
ここではAladdin Xの機種ごとの距離を扱い、メーカーを問わず100インチに要る距離と座る位置はプロジェクターで100インチを映す投影距離と視聴距離の記事で説明しています。
記事のポイント
- 天井一体型の画面サイズは、引掛シーリングの中心から壁までの距離で決まる
- 6畳はX2 Plus・X3 Laser 4Kで近い壁が約67〜78インチ、遠い壁が約95〜109インチ
- X3とX2 Lightは同じ距離で1割ほど小さく、100インチには2.00m要る
- Marcaは壁から24cm、Marca Maxは約18cmで100インチを映せる
6畳・8畳で映る画面サイズの早見表
天井一体型のアラジンは本体を動かせないため、6畳か8畳かよりも、照明の中心から映したい壁までが何mあるかで画面の大きさが決まります。
下の表は、照明が部屋の真ん中にあるとして畳の寸法から距離を出し、公式の比較ページの距離表に当てはめた計算値です。
「近い壁」は部屋の長い辺の壁、「遠い壁」は短い辺の壁を指します。
| 部屋と映す壁 | 照明の中心から壁まで | X2 Plus・popIn Aladdin 2 | X3 Laser 4K | X3・X2 Light |
|---|---|---|---|---|
| 6畳(団地間)の近い壁 | 約1.28m | 約67インチ | 約68インチ | 約59インチ |
| 6畳(江戸間)の近い壁 | 約1.32m | 約70インチ | 約71インチ | 約62インチ |
| 6畳(本間)の近い壁 | 約1.43m | 約77インチ | 約78インチ | 約68インチ |
| 6畳の遠い壁・8畳(団地間) | 約1.70m | 約95インチ | 約96インチ | 約83インチ |
| 6畳の遠い壁・8畳(江戸間) | 約1.76m | 約99インチ | 約99インチ | 約87インチ |
| 6畳の遠い壁・8畳(本間) | 約1.91m | 約108インチ | 約109インチ | 約95インチ |
部屋の寸法は、1畳を団地間で約170×85cm、江戸間で約176×88cm、本間で約191×95.5cmとして畳を並べた目安です。
同じ6畳でも、照明から近い壁までは団地間と本間で約15cm違い、X2 Plusの画面にすると約10インチの差になります。
洋室やマンションの部屋は畳の寸法どおりとは限らないので、表は目安にとどめ、実際の距離を測って当てはめてください。
なお、X3の公式の推奨サイズは60〜100インチなので、団地間の6畳の近い壁(約59インチ)は推奨の下限をわずかに下回ります。
計算のしかたは「辺の長さ÷2」を距離表に当てはめる
表の数字は、次の3つの手順で出しています。
- 部屋の辺の長さを2で割り、照明の中心から壁までの距離を出す
- 公式の距離表で、その距離をはさむ2つの画面サイズを探す
- 2つの距離の差のうち何割まで進んだかを出し、10インチに掛けて小さいほうのサイズに足す
たとえば江戸間の6畳(約352×264cm)の近い壁は、264cm÷2で照明から約1.32mです。
X2 Plusの表では70インチがちょうど1.32mなので、そのまま70インチになります。
X3の表では、1.32mは60インチ(1.29m)と70インチ(1.47m)の間にあり、差の0.18mのうち0.03m進んだところです。
0.03÷0.18は約0.17で、10インチの約0.17倍の約1.7インチを60インチに足すと、約62インチと出ます。
目安として、10インチ大きくするにはX2 Plusで約15〜16cm、X3で約17〜18cm離す必要があります。
画面の幅と高さが壁に収まるか
距離から出したサイズでも、映す壁の幅や高さが足りなければ、画面の端が壁からはみ出します。
16:9の画面の大きさは、次のとおりです。
- 60インチ:幅約1.33m×高さ約0.75m
- 80インチ:幅約1.77m×高さ約1.00m
- 100インチ:幅約2.21m×高さ約1.25m
- 120インチ:幅約2.66m×高さ約1.49m
6畳の遠い壁は短い辺の壁で、幅は団地間で約2.55m、本間で約2.86mです。
X2 Plusで約95〜108インチを映すと画面の幅は約2.10〜2.39mなので、壁の幅に対して約45cmの余りが残る計算です。
ただし、窓やドア、クローゼットの扉がある壁は、使える幅がこれより狭くなります。
明るさや取り付けの条件まで含めた評価は、Aladdin X2 Plusの評価記事で確かめられます。
6畳の遠い壁や8畳で100インチ前後を狙うなら、同じ距離でいちばん大きく映せるのはX2 PlusとX3 Laser 4Kです。
Aladdin X2 Plusは900 ANSIルーメンのLED機で、公式の製品ページでは部屋ごとの設置例も見られます。
\ 江戸間6畳の遠い壁で約99インチ /
※価格はセールの時期で変わります
機種別の投影距離(公式の比較ページの表)
アラジンの投影距離は、機種の形によって測る位置が違います。
- 天井一体型:天井の引掛シーリング(照明の中心)から壁まで
- 超短焦点(Marca系):本体の端から壁まで
- ポータブル(Poca系):本体の端から壁まで
ここで紹介する数字は、公式サイトの「モデルを比較する」ページに載っている設置距離です(2026年10月17日時点)。
天井一体型(X3 Laser 4K・X3・X2 Plus・X2 Light)
天井一体型4機種の距離は、次の表のとおりです。
| 画面サイズ | X3 Laser 4K | X2 Plus | X3・X2 Light |
|---|---|---|---|
| 40インチ | 0.84m | 0.85m | 1.01m(X2 Lightのみ) |
| 50インチ | 0.99m | 1.00m | 1.11m |
| 60インチ | 1.15m | 1.16m | 1.29m |
| 70インチ | 1.30m | 1.32m | 1.47m |
| 80インチ | 1.46m | 1.47m | 1.64m |
| 90インチ | 1.61m | 1.63m | 1.82m |
| 100インチ | 1.77m | 1.78m | 2.00m |
| 110インチ | 1.92m | 1.94m | 2.18m |
| 120インチ | 2.08m | 2.09m | 2.35m |
X3とX2 Lightは50インチ以上が同じ距離で、X3の表は50インチから始まります。
X3 Laser 4KとX2 Plusの差は1〜2cmだけなので、ほぼ同じ距離で同じ大きさに映せます。
100インチでは、X3とX2 LightはX2 Plusより約22cm長い距離が必要です。
公式の推奨サイズは、X3が60〜100インチ、X3 Laser 4Kが60〜120インチです。
X2 Lightは、2026年10月17日時点の公式ストアでは購入できない状態でした。
4Kで1,600 ANSIルーメンのX3 Laser 4Kは、X2 Plusとほぼ同じ距離で映せる機種で、仕様はAladdin X3 Laser 4Kの公式製品ページで確かめられます。
超短焦点(MarcaとMarca Max)
MarcaとMarca Maxは、壁ぎわの床や台に置いて、すぐ近くの壁に下から映す機種です。
表のかっこ内は、本体を置いた面から映像の下の端までの高さです。
| 画面サイズ | Marca | Marca Max |
|---|---|---|
| 80インチ | 0.15m(29cm) | ― |
| 90インチ | 0.19m(32cm) | 0.13m(34.1cm) |
| 100インチ | 0.24m(35cm) | 0.18m(36.8cm) |
| 110インチ | 0.29m(38cm) | 0.22m(39.4cm) |
| 120インチ | 0.33m(41cm) | 0.26m(42.0cm) |
| 130インチ | ― | 0.30m(44.6cm) |
| 150インチ | ― | 0.39m(49.8cm) |
Marca Maxの100インチは、製品ページでは約17.8cmと書かれています。
照明の位置に縛られない代わりに、映像の下の端は置いた面から約30〜50cm上に来るため、壁の高さが足りるかを見ておきます。
床に置いたMarca Maxで150インチを映すと、画面の高さが約1.87mあり、上の端は床から約2.37mになる計算です。
天井が2.4m前後の部屋で台に載せるなら、120インチ前後が現実的です。
また、120インチの幅は約2.66mなので、団地間の6畳の短い壁(約2.55m)には収まりません。
4Kで2,500 ANSIルーメンのMarca Maxの仕様は、Aladdin Marca Maxの公式製品ページで見られます。
MarcaとMarca Maxのどちらを選ぶかは、Aladdin Marca Maxの評価記事で価格差と合わせて比べています。
ポータブル(PocaとPoca Laser)
PocaとPoca Laserは同じ距離表で、本体の端から壁までの距離は次のとおりです。
| 画面サイズ | 壁までの距離 | 公式の推奨環境 |
|---|---|---|
| 40インチ | 1.06m | 明るい環境でも視聴可能 |
| 60インチ | 1.60m | 中程度の明るさで視聴可能 |
| 80インチ | 2.13m | 暗めの環境で視聴推奨 |
| 120インチ | 3.20m | 暗室環境で最適 |
6畳の短い方向(壁から壁まで約2.55〜2.86m)なら80インチは取れますが、120インチの3.20mには長い方向でないと届きません。
置く場所を部屋ごとに変えられるポータブル型の仕様は、Aladdin Pocaの公式製品ページで確かめられます。
旧機種(popIn Aladdin 2とSE)
公式の比較ページでは、popIn Aladdin 2の距離はX2 Plusと同じで、100インチは1.78mです。
popIn Aladdin SEは長い距離が必要で、60インチに1.78m、100インチに2.82m、120インチに3.33mかかります。
SEを照明から約1.76mの江戸間の8畳で使うと約59インチで、X2 Plusより40インチほど小さくなる計算です。
照明から壁までの距離を測る手順
早見表は照明が部屋の真ん中にある前提なので、実際の部屋では距離を測ってから当てはめます。
用意するのはメジャーとマスキングテープだけで、次の順番で進めます。
- 天井の引掛シーリング(照明を付けている差し込み口)の位置を確かめる
- 引掛シーリングの真下にあたる床に、目印のテープを貼る
- 目印から映したい壁まで、床の上でまっすぐ距離を測る
- 床ぎわの幅木ではなく、その上の壁の面までの長さを読む
- 測った距離を機種の距離表に当てはめて、画面サイズを出す
照明が付いたままでも、照明の中心の真下を床に写して測れば、天井に上がる必要はありません。

引掛シーリングが部屋の中心からずれていると、近い壁と遠い壁の距離が早見表と変わるので、映したい壁を決めてから測ってください。
天井一体型は引掛シーリングで本体の重さを支えるため、古い器具で強度に不安があれば、取り付ける前に電気工事店に確かめてもらうと安心です。
引掛シーリングの種類と取り付けの手順は、ポップインアラジンの取り付け方と外し方を解説した記事で確かめられます。
映像の上下の位置はレンズの角度で変わる
天井一体型は天井から壁に向けて映すため、画面の大きさだけでなく、壁の上下のどこに映るかも確かめておく必要があります。
X2 Plus、X2 Light、popIn Aladdin 2は、レンズの角度が0度のとき、映像の上の端が天井から約6cm下に来ます。
100インチなら画面の高さは約1.25mなので、下の端は天井から約1.31m下です。
天井高が2.4mの部屋なら下の端は床から約1.09mになり、高さ1mまでの家具には映像がかからない計算です。
壁の上のほうにエアコンやカーテンレールがあって映像に重なる場合は、レンズを下に向けて映像の位置を下げます。
レンズを下に向けられる角度は、機種ごとに次のとおりです。
- X2 PlusとX3 Laser 4K:最大32度
- X3:最大25度
- X2 Light:最大19度
公式の比較ページでは、X3 Laser 4Kでレンズを32度まで下げると、100インチの映像の上の端は天井から1.05m下がるとされています。
X3は、100インチのときの天井から映像の上の端までを0.89mとしています。
角度を大きくできる機種ほど、エアコンの下まで映像を逃がしやすくなります。

ただし、天井高2.4mの部屋でX3 Laser 4Kを32度まで下げた100インチは、下の端が床から約0.1mになる計算です。
家具に映像が隠れないよう、エアコンを避けられる分だけ下げて止めるのが使いやすい決め方です。
距離が足りない・長すぎる時の対処
測った距離が希望の画面サイズに合わないときは、距離が足りないのか長すぎるのかで打つ手が変わります。
距離が足りない時(6畳の近い壁など)
6畳の近い壁しか使えない部屋では、X3やX2 Lightだと60インチ前後にとどまります。
大きく映したいときの方法は、次の3つです。
- 照明から遠い壁に映す(6畳なら約1.70〜1.91m取れる)
- 斜めに投影して、照明から遠い位置の壁を使う
- 壁ぎわに置くMarcaかMarca Maxにする
X2 Plusの斜め投影は最大19度で、ゆがんだ形は台形補正(水平・垂直とも40度)で整えるため、画面は少し小さくなる傾向があります。
6畳のどの壁でも100インチにしたいなら、照明の位置に縛られない超短焦点が近道です。
Marcaの弱点や置き場所の条件は、Aladdin Marcaの評価記事で詳しく取り上げています。
Aladdin Marcaは1,000 ANSIルーメンのフルHD機で、推奨サイズは80〜120インチです。
100インチの幅は約2.21mなので、団地間の6畳の短い壁(約2.55m)にも収まります。
\ 6畳のどの壁でも100インチに /
※価格は時期によって変わります
距離が長すぎる時(10畳を超える部屋など)
天井一体型の距離表は120インチまでで、X2 Plusは2.09m、X3は2.35mが表の上限です。
照明から壁までがこれより長い部屋は表の範囲を超えるので、映り方を購入前に公式で確かめてください。
X3とX3 Laser 4Kの公式ページでは、距離が遠いほど明るさが下がり、推奨サイズを超えると画質に影響する場合があると注意されています。
大きすぎる画面を小さくしたいときは、次の方法があります。
- 台形補正の機能で映像を縮める(X2 Plusは100インチを約38インチまで縮められる)
- 壁の手前に吊り下げ式や自立式のスクリーンを置き、距離を縮める
- 照明から近い壁に映す
台形補正で縮める方法は、映像を処理で小さくするため、細かい文字が見えにくくなる傾向があります。
スクリーン販売店がpopIn Aladdin 2で試した検証では、短焦点向けではない吊り下げスクリーンに1.78mで映すと支障が少なく、1.47mではゆがみが目立ったと報告されています。
手前に吊るすなら、照明から1.8m前後の位置に下げるか、短焦点に対応したスクリーンを選ぶのが無難です。
部屋の距離から機種を絞る
距離を測ったら、ほしい画面の大きさ、見る時間帯、照明でまかなう部屋の広さの3つで機種を絞ります。
- 照明から壁まで1.3m前後で70インチ以上ほしい:X2 PlusかX3 Laser 4K
- 昼間や10畳を超えるリビングでも使いたい:X3 Laser 4K(照明は14畳まで)
- 照明の位置に関係なく100インチ以上にしたい:MarcaかMarca Max
壁まで2m以上とれる部屋なら、天井一体型の中で公式ストアの価格がいちばん低いX3でも100インチに届きます。

X3の公式ストアでの価格は¥99,800(税込・2026年10月28日時点)で、Aladdin X3の公式製品ページで仕様と合わせて確かめられます。
どの機種でも、画面を大きくするほど映像は暗く見えるため、明るい部屋では表より小さめのサイズにすると見やすくなる傾向があります。
部屋の明るさと機種の関係は、Aladdin Xを昼間に使うときの見え方をまとめた記事で取り上げています。
アラジンのプロジェクターの距離に関するよくある質問
popIn Aladdin 2 Plusの投影距離はX2 Plusと同じですか?
公式の比較ページには、2 Plus単独の距離表は載っていません。
X2 Plusは2 Plusから名前を変えた機種なので、X2 Plusの表(100インチで1.78m)が目安になります。
近い距離でも大きく映せるアラジンはどれですか?
超短焦点のMarca Maxが壁から約18cm、Marcaが24cmで100インチを映せます。
120インチを超える大きさまで考えるなら、推奨サイズが150インチまであるMarca Maxが向いています。
アラジンのプロジェクターの距離のまとめ
アラジンの天井一体型は、引掛シーリングの中心から壁までの距離で画面の大きさが決まります。
X2 PlusとX3 Laser 4Kは約1.8mで100インチ、X3とX2 Lightは2.00mで100インチです。
照明が中心にある6畳なら近い壁で約59〜78インチ、遠い壁と8畳で約83〜109インチが目安になります。
実際の部屋では照明の真下から壁までを測り、距離が足りなければMarca系、長すぎれば近い壁や手前のスクリーンで調整します。
機種ごとの設置距離とレンズを下に向けられる角度は、Aladdin Xの公式サイトの「モデルを比較する」ページで最新の表を確かめてください。
