ポップインアラジンの取り付けと取り外しは、どちらも天井の引掛シーリングに付けた専用アダプターを介して行います。
工具は要りませんが、本体は機種によって3.7〜4.9kgあり、支えながらの作業になります。
外すときに操作するのは、アダプターの緑のロックレバーと赤いボタンの2か所です。
本体を回して外すものではないので、外れないときは触る場所と順番を見直してください。
記事のポイント
- 手順は公式のスタートガイドどおりで、取り付けは7段階、取り外しは5段階
- 本体はロックレバーを2段階でスライドして外し、アダプターは赤いボタンを押しながら左に回す
- 外れない・付かないときに見るのは、操作の順番と天井の配線器具の2つ
- 専用アダプターは全8機種で共通なので、引っ越しや買い替えでもなくさない
作業の前に確認すること
取り付けも取り外しも、天井の電気が来ている器具に触る作業です。
始める前に、電源と足場、本体の重さ、部品の名前を確かめておきます。
壁スイッチを切り、足場を確保する
公式の「安全のために」は、作業の際に壁スイッチをOFFにするか、ブレーカーを切るよう求めています。
電源を切らずに作業すると、感電の原因になることがあるためです。
足場は、天井に手が楽に届く高さの、ぐらつかない脚立や踏み台を使います。
公式は、安定した足場を確保し、本体が落ちないよう両手で支えながら作業するよう求めています。
新品を付けるときは、付属の梱包材を取り除いてから作業します。
機種ごとの本体の重さ
公式に公表されている本体の重さは、次のとおりです。
| 機種 | 本体の重さ |
|---|---|
| popIn Aladdin 2 | 4.9kg |
| Aladdin X2 Plus | 4.9kg |
| Aladdin X2 Light | 4.7kg |
| Aladdin X3 | 3.7kg |
| Aladdin X3 Laser 4K | 4.3kg |
X3とX3 Laser 4K以外は4.7kg以上あるため、高い位置で支え続けるのが不安なら、もう1人に本体を支えてもらうと安心です。
手順は、2020年のpopIn Aladdin 2のガイドと、2026年のX3・X3 Laser 4Kのガイドで同じ言葉で書かれています。
公式ガイドで確かめられたのはこの3機種ですが、専用アダプターは初代からX3 Laser 4Kまでの8機種で共通なので、ほかの機種も同じ流れと考えられます。
部品の名前を先に覚える
公式ガイドの手順に出てくる部品のうち、操作するのは次の4つです。
- 緑のロックレバー:本体を固定・解除するレバーで、「解除レバー」とも書かれている
- 緑のツメ:本体の中央に出て本体を支えるアダプターのツメ
- 赤いボタン:アダプターを天井の配線器具から外すときに押すボタン
- 保持用バー:本体側にあり、外すときに手で持つバー
緑は本体の固定、赤はアダプターの固定と覚えておくと、外すときに迷いにくくなります。

ポップインアラジンの外し方
外し方は、シェード、ケーブル、本体、アダプターの順番です。
公式ガイドの「取り外し手順」は、次の5つの段階に分かれています。
- 壁スイッチをOFFにする
- シェードを左に回して外す
- 本体のコネクターから専用アダプターのケーブルを外す
- ロックレバーをスライドさせて、専用アダプターから本体を外す
- 赤いボタンを押しながら左に回して、天井の配線器具からアダプターを外す
本体だけを下ろしたいときは4で止め、天井を元の状態に戻すときは5まで進めます。
シェードを外してケーブルを抜く
壁スイッチをOFFにしたら、シェードを左に回して外します。
X3のガイドでは「本体を押さえながら」回すよう書かれているので、片手で本体を押さえて回してください。
次に、本体のコネクターから専用アダプターのケーブルを抜きます。
ケーブルは本体中央の丸穴を通っているので、先に抜いておかないと本体を下ろすときに引っ張られてしまいます。

ロックレバーをスライドして本体を外す
公式ガイドでは、まず本体の保持用バーと、アダプターの緑の解除レバーの向きを十字に合わせます。
向きが合ったら、ロックレバーを青い矢印の方向へスライドします。
「カチッ」と音がした1回目で、緑のツメのロックが外れます。
この時点では本体はまだ外れず、そのまま同じ方向へさらにスライドすると、本体がアダプターから外れます。

青い矢印の向きは公式ガイドの図で示されているので、手元のガイドで確かめてください。
本体が急に外れて落ちないよう、公式は次の持ち方を示しています。
- 片手で本体を支える
- もう片方の手で保持用バーを持ち、その手のひらで本体の底を軽く押して支える
- その手の人差し指で解除レバーを軽くスライドしてロックを外し、さらにスライドして本体をゆっくり外す
公式は「必ず本体を持って外してください」と注意しています。

本体をねじるように回して外す方法は、公式の手順にはありません。
赤いボタンを押しながらアダプターを外す
本体を下ろしたら、天井の配線器具に残った専用アダプターを外します。
アダプターは、赤いボタンを押しながら左に回すと外れます。
アダプターを外すと、天井には配線器具だけが残ります。

外したアダプターは、本体と同じ箱や袋にまとめておきましょう。
買い替えのために外す場合は、売る前の初期化や下取りの進め方をAladdin Xの買い替え方法を比べた記事で先に確かめておくと、外したあとに慌てずに済みます。
ポップインアラジンの取り付け方・付け方
取り付け方は、外し方を逆からたどる流れです。
公式ガイドでは7つの段階に分かれていて、配線器具の確認、アダプター、本体、仕上げの順に進みます。
天井の配線器具を確かめる
専用アダプターを差し込めるのは、次の5種類の配線器具です。
- 角型引掛シーリング
- 丸型引掛シーリング
- 丸型フル引掛シーリング
- フル引掛ローゼット
- 引掛埋込ローゼット
公式ガイドは、配線器具を「2段式押し上げタイプ」と「1段式押し上げタイプ」に分けて図で示しています。
この違いは、本体を押し上げたときに鳴る「カチッ」の回数に関わります。
天井の形や耐荷重を含めた条件は、プロジェクターをシーリングライトに付ける方法と耐荷重を解説した記事で詳しく説明しています。
アダプターを右に回して付ける
壁スイッチをOFFにしたら、専用アダプターを次の順番で付けます。
- アダプターの刃の位置を、天井の配線器具の穴に合わせる
- 「カチッ」と音がするまで右に回す
- アダプターを左に回してみて、外れないことを確かめる
赤いボタンを押さずに左へ回してみて外れなければ、固定できています。

本体を押し上げてロックする
本体は両手で持ち、LEDの面を下に向けます。
アダプターのケーブルを本体中央の丸穴に通してから、天井に向けて水平に押し上げます。
2段式押し上げタイプは「カチッ」と2回、1段式押し上げタイプは1回鳴るまで押し上げます。
音が鳴ったら、緑のロックレバーを赤いボタンがある方向へ「カチッ」と音がするまでスライドさせてロックします。
ロックをかけるときは赤いボタンの方向、外すときは青い矢印の方向と覚えておくと迷いません。

確認4項目と向き・配線の仕上げ
ロックをかけたら、手を離す前に公式の確認項目を見ます。
- 本体が水平に付いている
- 本体を触っても、簡単にぐらついたり回ったりしない
- 本体中央の緑のツメが完全に出ている(2段式は2段、1段式は1段)
- 緑のロックレバーが正しくかかっている
4つとも確かめられたら、仕上げに進みます。
- ガラスカバー(プロジェクターの投写窓)が映したい壁を向くように、本体をゆっくり回す
- アダプターのケーブルを本体のコネクターにつなぐ
- シェードの凸部を本体の受け具の横に合わせ、右に回して固定する
- 壁スイッチをONにし、リモコンのプロジェクター電源ボタンを押す
向きを合わせるのは、ケーブルをつなぐ前です。

公式は、つないだあとに本体を回すとケーブルが絡まって外れるおそれがあるとして、回すときはケーブルを外してからにするよう求めています。
取り付けたあとは、本体を下から持ち上げるような力をかけないでください。
初期設定の途中には「設置確認」の画面があり、正しく設置できているかを動画で確かめるよう案内されます。
外れない・取り付けできないときの確認
途中で止まったときに見る場所は、操作の順番と天井の配線器具の2つです。
次の表は、公式ガイドの手順で「カチッ」と鳴る場面を順に並べ、音のあとに確かめることをまとめたものです。
| 場面 | 鳴る回数 | 音のあとに確かめること |
|---|---|---|
| アダプターを配線器具に差して右に回す | 1回 | 赤いボタンを押さずに左へ回し、外れないこと |
| 本体を押し上げる(2段式押し上げタイプ) | 2回 | 本体中央の緑のツメが2段出ていること |
| 本体を押し上げる(1段式押し上げタイプ) | 1回 | 本体中央の緑のツメが1段出ていること |
| 緑のロックレバーを赤いボタンの方向へ動かす | 1回 | 本体が水平で、触ってもぐらついたり回ったりしないこと |
| 外すときにロックレバーを青い矢印の方向へ動かす | 1回目 | まだ本体は外れないので、支えたまま同じ方向へさらに動かすこと |
鳴るはずの回数より少ないまま次へ進むと、外れない・ぐらつくといった症状につながるため、足りない場面の操作からやり直します。
本体やアダプターが外れないとき
本体が外れないときにまず疑うのは、ロックレバーを1回目の「カチッ」で止めていないかです。
1回目の音はロックが外れた合図で、本体が外れるのは、さらに同じ方向へスライドしたときです。
保持用バーと解除レバーの向きが十字に合わないまま操作していないかも確かめてください。
アダプターが外れないときは、赤いボタンを押し込んだまま左に回しているかを見直します。
ボタンを押しても回らない、レバーが動かない、部品が欠けているときは、力をかけ続けずに作業を止めてください。
カチッが1回しか鳴らない・本体がぐらつくとき
付けたあとに本体が回ったりぐらついたりするときは、押し上げが足りていない可能性があります。
2段式押し上げタイプの器具なら、「カチッ」は2回鳴るのが公式の手順です。
質問サイトには、1回しか鳴らずに本体が回ったが、強めに押し上げ直したら2回目が鳴って固定できた、という報告があります。
押し上げ直すときも、本体を両手で水平に支えて行ってください。
確かめても本体がぐらつく場合は、使わずに外してサポートに相談します。
そもそも付けられない天井と器具
差し込めない、または固定できない場合は、天井の側が条件に合っていないことがあります。
公式の「安全のために」が、取り付けてはいけないとしている主なものは次のとおりです。
- 舟底天井、傾斜天井、格子天井、竿縁天井、凹凸のある場所
- シーリングハンガーが付いた器具や、ケースウェイ取り付け型の器具
- 電源が露出している、斜めに付いている、ガタつく、欠けや割れがある器具
- 天井からの出っ張り(出しろ)が足りない器具
- 調光機能付きの壁スイッチ
出しろの基準は公式の図に数値で示されているので、手元の「安全のために」で確かめてください。
調光機能付きの壁スイッチは火災の原因になることがあるとして、公式は一般の入切スイッチへの交換を求めています。
配線器具やスイッチの交換は、電気工事士の資格が必要な工事なので、自分で付け替えずに電気工事士へ依頼してください。
天井にダウンライトしかない部屋の場合は、ポップインアラジンをダウンライトの部屋で使う方法の記事を参考にしてください。
自分で直せないときの相談先
操作を見直しても外れない、付かないときは、Aladdin Xのサポートページや問い合わせフォームから相談します。
機種名と、どの手順のどの部品で止まっているかを伝えると、話が早く進みます。
初代popIn Aladdinは、公式のサポートページで「サポート終了」と表示されている点に注意してください。
引っ越し・買い替えで外すとき
引っ越しや買い替えでも、外す手順は上と同じです。
違うのは、外したあとの部品の扱いと、次の部屋での確認です。
引っ越しで運ぶとき
引っ越しでは、専用アダプターも天井から外し、本体と一緒に持っていきます。
アダプターは指定部品で、公式ストアの単品は2,000円(税込)ですが、2026年10月16日時点では売り切れでした。
すぐに買い直せない可能性があるので、本体の箱にまとめて入れておくと安心です。
運ぶときは、シェードが落ちてけがや破損につながらないよう、シェードを外しておくよう公式が注意しています。
新しい部屋では、配線器具が対応する5種類か、壁スイッチが調光機能付きでないかを先に確かめます。
新しい機種に買い替えるとき
専用アダプターは8機種で共通で、X3のスタートガイドでは同梱品にもアダプターが含まれています。
天井型の機種どうしなら付け外しの流れは同じですが、明るさや照明の広さ、壁までの距離の目安は機種で違います。
天井型と床置き型を含めた違いは、Aladdin Xの全機種を比較した記事で部屋の条件ごとに整理しています。
Aladdin Xの天井型なら、今と同じ専用アダプターの仕組みのまま新しい機種に付け替えられます。
公式サイトでは、機種ごとの投写距離や照明の広さを並べて確かめられます。
\ アダプターは全8機種で共通 /
※価格とセール内容は時期で変わります
ポップインアラジンの付け外しに関するよくある質問
引掛シーリングがない部屋でも取り付けられますか?
そのままでは取り付けられません。
対応する5種類の配線器具が必要で、ない場合は電気工事士に配線器具の取り付けを頼むことになります。
地震のあとに確かめることはありますか?
公式は、地震などで揺れや衝撃が加わったあとも点検するよう求めています。
本体がぐらつかないか、緑のツメとロックレバーの状態を確かめてください。
ポップインアラジンの取り付け方と外し方のまとめ
ポップインアラジンの取り付けと取り外しは、天井の引掛シーリングに付けた専用アダプターを介して行います。
工具は要りませんが、本体を支えながらの作業なので、壁スイッチをOFFにし、安定した足場で行ってください。
本体はロックレバーを2段階でスライドして外し、アダプターは赤いボタンを押しながら左に回します。
付けるときは本体を水平に押し上げ、ロックレバーを赤いボタンの方向へスライドしてから、確認4項目を見ます。
付けられない器具やスイッチの交換は、電気工事士に頼みます。
差し込める配線器具の種類と出しろの基準は、手元の機種のスタートガイドと「安全のために」の図で確かめてください。
