ダイソーでプロジェクターが買えるなら試してみたい、と考えて探している人は多いはずです。
結論から言うと、ダイソーには映画や動画を映すための本格的なプロジェクターは売っていません。
その代わりに、時刻を天井に映す時計やスマホの画面を大きく見せるスクリーン、スクリーンの代わりになる素材や三脚など、関連する商品がそろっています。
この記事では、ダイソーで買える関連商品の中身と限界、自作するときのコツ、周辺用品をそろえるときの注意を整理します。
記事のポイント
- ダイソーに動画を映す本格的なプロジェクターはない
- 「投影デジタル時計」は時刻を天井に映す550円の時計
- スマホ拡大スクリーンや自作プロジェクターは、1人で小さく見る用途向け
- 三脚はプロジェクターの重さに耐えられるかを先に確かめる
ダイソーに映像用のプロジェクターは売っていない
ダイソーで「プロジェクター」と名の付く商品や、関連する商品はいくつかあります。
ただ、パソコンやスマホの映像を壁に大きく映す、一般的なプロジェクターは扱っていません。
主な関連商品と、できることは次のとおりです。
| 商品 | できること | 映画や動画を映せるか |
|---|---|---|
| 投影デジタル時計 | 時刻を天井や壁に赤い光で映す。星や月の模様のライト付き | 映せない |
| スマホ拡大スクリーン | レンズ越しにスマホの画面を大きく見せる | 壁には映らない。手元で拡大して見るだけ |
| プロジェクターランプ | 部屋の壁や天井に光の模様を映す | 映せない |
| 虫眼鏡・段ボール・テープ | スマホを使った手作りプロジェクターの材料になる | 暗い部屋で小さく映せる |
| テーブルクロス・三脚など | 手持ちのプロジェクターのスクリーンや台の代わりにする | プロジェクター本体は別に必要 |
動画を壁に大きく映したいなら、プロジェクター本体は家電量販店や通販で買う必要があります。
ダイソーは、時計や拡大スクリーンを手軽に試したり、手持ちのプロジェクターの周辺用品を安くそろえたりする場所と考えると使い道がはっきりします。
本体をどこで買えるかは、プロジェクターがどこに売っているかを店舗別にまとめた記事で紹介しています。
投影デジタル時計は天井に時刻を映す時計
ダイソーの「プロジェクター」として話題になっているのが、投影デジタル時計です。
価格は¥550(税込・2026年10月時点)で、サイズは約10cm×10cm×6.5cmです(出典:ダイソーネットストア「投影デジタル時計」)。
本体の上の部分を押すと、約1分間、赤い光で時刻が天井や壁に映ります。
夜中に目が覚めたとき、スマホを見なくても天井を見上げるだけで時刻が分かるのが便利な点です。
裏のスイッチを入れると、星や月の形から7色に変わる光が漏れ、部屋を簡単なプラネタリウムのように照らせます。
使う前に知っておきたい点は、次の3つです。
- 時刻の設定は、裏のSETボタンとADJボタンで行うため、説明書を見ながら進める
- ピントを合わせる仕組みがないため、置く場所を動かして見やすい距離を探す
- 単4電池を3本使い、充電池は使えない
天井や壁に時刻を映す時計の選び方は、プロジェクター時計の選び方を解説した記事で詳しく説明しています。
スマホ拡大スクリーンはプロジェクターの代わりになる?
ダイソーのスマホ拡大スクリーンは、スマホの前に置いたレンズで画面を大きく見せる商品です。
価格は¥220(税込・2026年10月時点)で、折りたたむと18.3cm×15cm×1.6cmになります。
電源もケーブルもいらず、スマホを立てかけてレンズ越しに見るだけで使えます。
ただし、壁に映すプロジェクターとはまったく別物です。
レンズの表面の細かい溝のせいで映像がにじんだりゆがんだりしやすく、正面から少しずれるだけで画面の端が欠けます。
家族で映画を見るような使い方には向かず、長く見ると目が疲れやすいという声もあります。
一方で、手に持たずにニュースを読みたいとき、ビデオ通話で相手の顔を大きく見たいとき、料理中に動画を流したいときなど、1人で使う場面では役に立ちます。
レンズを使った商品なので、太陽を見ない、集めた光を人や服に当てない、火のそばに置かないといった注意も守ってください。
ダイソーの材料でスマホプロジェクターを作るなら
ダイソーの材料を使って、スマホの映像を壁に映すプロジェクターを手作りすることはできます。
仕組みは、暗い箱の中にスマホを置き、虫眼鏡のレンズを通して壁に映像を映すというものです。
用意するものと作り方
材料はすべて100円ショップでそろいます。
- 虫眼鏡(レンズの直径が大きいものほど明るく映る)
- 靴箱などの段ボール箱
- 黒いビニールテープやガムテープ
- 黒い画用紙
- カッター
作る流れは、次のとおりです。
- 箱の側面に虫眼鏡を当てて形をなぞり、丸く切り抜く
- 切り抜いた穴に虫眼鏡をはめ、すき間を黒いテープでふさぐ
- 箱の内側に黒い画用紙を貼り、中で光が反射しないようにする
- スマホを立てる台を箱の中に作る
- スマホの画面を最も明るくして、部屋を真っ暗にする
- スマホとレンズの距離を少しずつ動かしてピントを合わせる
虫眼鏡は倍率が低いほどピントの合う距離が長く、ダイソーの1.32倍のルーペは約50〜70cm、1.6倍は約30〜40cmが目安とされています。
箱の奥行きに合わせてレンズを選ぶのが、きれいに映すための最初のポイントです。

映像が逆さまになるのを直す
虫眼鏡を1枚通した映像は、壁に上下左右が逆さまに映ります。
上下は、スマホの画面の回転をロックしたうえで、スマホを逆さまに置けば直ります。
ただし左右は反転したままなので、字幕や文字は鏡文字になります。
左右まで直したい場合は、映像を反転して再生するアプリを使うか、箱の中に鏡を45度で置いて光を一度反射させる方法があります。
スリーコインズでは、鏡が入った段ボール製のスマホプロジェクターの組み立てキットが330円で売られていたことがあり、反転の悩みを手軽に避けられます。
どの方法でも、暗く小さな映像になるため、真っ暗な部屋で短い動画を楽しむ程度と考えておくのが現実的です。
スクリーンはダイソーの素材で代用できる
手持ちのプロジェクターのスクリーンを、ダイソーの素材で代用する方法もあります。
代表的な素材の違いは、次のとおりです。
| 素材 | よいところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| 白いテーブルクロス | 明るく映り、丸めてしまえる | たたまれて売られているため、折りジワが影になる。薄いと光が透ける |
| 模造紙 | シワがなく平らに映る | 大きくするには何枚も貼り合わせるため、継ぎ目が画面に出る |
| デスクパーテーション | 白く硬い板でシワが出ない | 机の上で小さく映す用途に限られる |
テーブルクロスは、低温でアイロンをかけるか、四隅をクリップで引っ張ってシワを伸ばすと見やすくなります。
壁に穴を開けられない部屋なら、突っ張り棒を渡してカーテンクリップで吊るすと手軽です。
素材ごとの詳しい比べ方は、プロジェクタースクリーンの代用素材を解説した記事にまとめています。
三脚や台をダイソーでそろえるときの注意
ダイソーには、スマホやカメラ用の三脚やスタンドもそろっています。
底にネジ穴があるモバイルプロジェクターなら取り付けられますが、選ぶときは重さに耐えられるかが一番の分かれ目です。
| 商品の例 | 特徴 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| アルミのカメラ三脚(3段・4段) | 軽く、脚の長さを1本ずつ変えられる。本体が約250gと軽いぶん倒れやすい | スマホや軽い機器 |
| スタンダードプロダクツのスマホ用三脚 | スチール製で約534g。高さ約73〜160cmまで伸びる | 平らな床で、立った目線の高さから映す |
| フレキシブル三脚 | 脚を曲げて棒や椅子に巻き付けられる。耐荷重は約250〜500g | スマホで天井に映すなど、小さな機器の角度合わせ |
1kg前後のモバイルプロジェクターを載せると、軽い三脚では角度を付けたときに本体の重さで倒れたり、雲台が支えきれずに下を向いたりするおそれがあります。
プロジェクターの重さと、三脚の耐荷重を必ず比べてから選んでください。
天井に向けるなど角度を大きく付けたい場合は、プロジェクター用のスタンドを使うほうが安全です。
三脚で代用できるかの見分け方は、プロジェクターのスタンドを三脚で代用できるかを解説した記事で詳しく説明しています。
動画を大きく見たいなら小型プロジェクターを選ぶ
ダイソーの商品で楽しめるのは、時刻を映す、スマホを拡大する、手作りで小さく映すところまでです。
映画や配信を壁に大きく映したいなら、プロジェクター本体を用意するほうが満足度は高くなります。
最近は数千円から買える小型のプロジェクターもあり、スクリーンや三脚はダイソーの素材で補えば、全体の費用を抑えられます。
価格帯ごとの選び方は、安いプロジェクターを価格帯別に比較した記事で紹介しています。
ダイソーのプロジェクターに関するよくある質問
ダイソーの店内ではどこに売っていますか?
投影デジタル時計は時計や電気小物の売り場、スマホ拡大スクリーンはスマホ用品の売り場に置かれていることが多いです。
手作り用の虫眼鏡や模造紙は文具の売り場で探せます。
店舗によって置き場所や取り扱いが違うため、見つからなければ店員に聞いてください。
ダイソーのUSB-CとHDMIの変換ケーブルでスマホをプロジェクターにつなげますか?
スマホがUSB-Cから映像を出せる機種なら、つながることがあります。
映像を出せない機種では、どのケーブルを使っても映りません。
買う前に、スマホの仕様表で映像出力に対応しているかを確かめてください。
手作りのプロジェクターで映画は見られますか?
映すことはできますが、暗くて小さな映像になります。
部屋を真っ暗にしても、市販のプロジェクターのような明るさや細かさは出ません。
自由研究や、光の仕組みを試す遊びとして楽しむのが向いています。
投影デジタル時計の数字がぼやけるのはなぜですか?
ピントを合わせる仕組みがないため、天井や壁との距離で見え方が変わります。
近すぎると数字が小さく、遠すぎると光が広がってぼやけます。
置く高さや場所を少しずつ変えて、見やすい位置を探してください。
ダイソーのプロジェクターのまとめ
ダイソーには、映画や動画を壁に大きく映す本格的なプロジェクターは売っていません。
代わりに、時刻を天井に映す投影デジタル時計や、スマホの画面を大きく見せる拡大スクリーンがあります。
虫眼鏡と段ボールでスマホプロジェクターを手作りすることもできますが、暗く小さな映像になります。
手持ちのプロジェクターがあるなら、スクリーンの代わりの素材や三脚をダイソーで安くそろえられます。
三脚は、プロジェクターの重さに耐えられるかを必ず確かめてください。
正確な情報はダイソーの公式サイトや店頭でご確認ください。





