Aladdin X2 Lightは、名前に「Light」と付くため下位モデルだと思われがちです。
実際には性能を削った廉価版ではなく、照明としての力に振った機種です。
結論から言うと、夜に映像を見る使い方が中心で、部屋の主照明も兼ねたい人には有力な選択肢になります。
この記事では、照明とプロジェクターそれぞれの実力、部屋に入るかの確かめ方、そしてどこで物足りなくなるのかを整理します。
記事のポイント
- 照明は5,500ルーメンで14畳まで対応し、シリーズで最も明るい
- プロジェクターは700 ANSIルーメンで、夜に使う前提の明るさ
- 壁から約1.3mあれば60インチを投影できる
- メーカー保証が標準で2年付いている
X2 Lightは照明に振った機種
この機種の性格は、2つの数字を並べると分かります。
照明とプロジェクターで、力の入れ方が違います。
照明はシリーズで最も明るい
メインライトの明るさは最大5,500ルーメンで、対応する広さは14畳までです。
これはAladdin Xシリーズの中で最も明るい数値になります。
色は2700Kの電球色から6500Kの昼光色まで100段階、明るさも100段階で変えられます。
演色性はRa80を超えており、食事や読書のときも色が自然に見えます。
設計寿命は約70,000時間で、毎日長く点けても交換を気にせずに使えます。
照明としての仕様は、Aladdin公式のX2 Lightのページで確かめられます。
プロジェクターは700 ANSIルーメン
映像側の明るさは700 ANSIルーメンです。
解像度はフルHD、方式は単板DLPで、動きの速い映像をなめらかに見せるMEMCにも対応しています。
この明るさは、カーテンを閉めた部屋や夜なら十分に見える水準です。
逆に言えば、昼の明るいリビングでそのまま映すには足りません。
ここが、この機種を選ぶかどうかの最初の分かれ目になります。
ムードライトで何が変わるか
この機種で新しく入ったのがムードライトです。
映像を見ていない時間の使い道が増えます。
外周に46灯のRGBが入った
メインライトの外側に、46灯のRGB LEDが輪のように並んでいます。
50段階で色を変えられるため、天井そのものを間接照明として使えます。
プロジェクターを使わない時間帯でも、部屋の印象を変えられる点がこれまでとの違いです。
6つのモードを使い分ける
用意されているモードは次のとおりです。
- ミュージック:音量やリズムに合わせて光が動く
- ムービー:投影している映像の雰囲気に合わせて変わる
- カスタム:好きな配色を自分で決める
- スリープ:眠りに向かう落ち着いた光にする
- パーティー:あらかじめ用意された多色の演出
- スイカゲーム:内蔵ゲームに合わせた光になる
Bluetoothでスマートフォンの音楽を流しながらミュージックモードにすると、映像なしでも空間が変わります。
部屋に入るかを確かめる
買う前にいちばん確かめるべきは、壁までの距離です。
ここを測らずに決めると、思った大きさが出ません。
約1.3mで60インチ
設置距離は、天井の引掛シーリングの中心から壁までの長さで決まります。
短焦点のレンズを積んでいるため、約1.3mあれば60インチを投影できます。
4畳ほどの部屋でも大画面になる計算です。
もっと大きくしたい場合は、そのぶん距離が必要になります。
取り付けできる天井の条件と距離の測り方は、プロジェクターをシーリングライトに付ける方法を解説した記事で説明しています。
レンズは下へ19度まで
レンズは下方向へ最大19度まで傾けられます。
台形補正は水平と垂直にそれぞれ40度まで効くため、斜めから映しても形を整えられます。
天井の中心から真下ではなく、少し下げた位置へ映せるので、見やすい高さに合わせられます。
ただし、この19度で足りるかどうかは天井の高さと梁の位置によります。
\ 1.3mで60インチを確かめる /
※価格と在庫は変わることがあります
物足りなくなる場面
ここからは、買ってから気づきやすい部分です。
どれも使い方次第で問題にならないものばかりです。
昼の明るい部屋で映したいとき
700 ANSIルーメンは、遮光していない昼のリビングでは足りません。
映像が白っぽくなり、暗い場面の細かいところが見えなくなります。
日中も映像を使う予定があるなら、明るさが上の機種を検討したほうが後悔しません。
もっと短い距離で大きくしたいとき
短焦点とはいえ、壁からある程度の距離は必要です。
ベッドの位置や家具の配置で距離が取れない部屋では、思った大きさが出せません。
壁のすぐ手前に置いて大画面を出したい場合は、超短焦点のタイプが向いています。
天井が高い部屋や梁がある部屋
レンズが下へ19度までなので、天井が高いと映像の位置も高くなります。
大きな梁が投影したい壁の手前にある場合も、避けきれないことがあります。

天井一体型のほかの機種と迷っている場合は、Aladdin Xの機種を比較した記事で可動域や明るさを見比べてください。
テレビとゲームで使うとき
映像の中身をどうやって出すかも、先に知っておく必要があります。
本体だけでは足りないものがあります。
地上波にはチューナーが要る
地上波を見るには、映像をWi-Fiで送れるテレビチューナーが別に必要です。
チューナーと本体を同じネットワークにつなぎ、専用のアプリを通して見る形になります。
録画した番組も、対応するチューナーやハードディスクがあれば再生できます。
ゲームは無線でつなぐ
本体にHDMIの入力端子はありません。
ゲーム機をつなぐには、別売りの無線HDMI機器を使って電波で飛ばします。
つなぎ方と設定は、Aladdin Connector 2の使い方をまとめた記事で説明しています。
電気代と寿命と保証
毎日使う機器なので、維持にかかるものも見ておきます。
結論としては、負担は軽いほうです。
1時間あたり4円台
定格の消費電力は160Wです。
1kWhあたり31円で計算すると、1時間あたり約5円になります。
1日2時間使っても、月に300円ほどの計算です。
動作音は本体から1mの位置で32デシベル程度とされており、静かな部屋でも気になりにくい水準です。
保証は標準で2年
この機種は、メーカー保証が標準で2年付いています。
以前のモデルでは1年が基本で、延長したい場合は別途プランへ加入する必要がありました。
ただし、リモコンやシェード、アダプターといった付属品は保証の対象外です。
照明のLEDは約70,000時間の設計なので、点灯時間を気にせず主照明として使えます。
Aladdin X2 Lightに関するよくある質問
スクリーンは用意したほうがいいですか?
白い壁があれば、そのまま映して見られます。
壁紙に模様や大きな凹凸がある場合だけ、スクリーンを検討してください。
工事は必要ですか?
天井に引掛シーリングがあれば工事はいりません。
傾いた天井や、すぐ横に梁が出ている場所には取り付けられません。
スピーカーだけ使うことはできますか?
Bluetoothでつなげば、音楽用のスピーカーとして使えます。
天井から音が降りてくるため、部屋のどこにいても聞こえ方が偏りにくくなります。
動画配信サービスは本体だけで見られますか?
本体にアプリを入れて見る形になります。
スマートフォンからのミラーリングでは、著作権保護がかかった映像が映らないことがあります。
Aladdin X2 Lightの評価のまとめ
X2 Lightは性能を削った廉価版ではなく、照明の力に振った機種です。
5,500ルーメンで14畳までカバーし、シリーズの中で最も明るい照明になります。
プロジェクターは700 ANSIルーメンなので、夜か遮光した部屋で使う前提になります。
壁から約1.3mあれば60インチが出せますが、レンズの角度は下へ19度までです。
昼も映像を使いたい、もっと短い距離で大きくしたいという場合は、ほかの機種と見比べてください。
価格や仕様は変わることがあるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。


