ポップインアラジン2は2020年に発売された照明一体型プロジェクターで、公式サポートでは今「生産終了」と表示されています。
2年後に出た2 Plusは、名前を変えて現行のAladdin X2 Plusとして売られています。
中古の2や2 Plusは、夜に寝室で映すだけで、Netflixを内蔵アプリで見ることにこだわらないなら選択肢に入ります。
昼も見たい人や保証が欲しい人は、現行のX2 PlusかX3を総額で比べたほうが納得しやすいでしょう。
記事のポイント
- 2と2 Plusの差は明るさ・起動の速さ・通信で、本体と照明は同じ
- 2 Plusは2022年12月にAladdin X2 Plusへ名前が変わった
- 2ではNetflixの内蔵アプリが使えなくなったという報告があり、公式の告知は見当たらない
- 中古は保証が効かない前提で、X2 PlusとX3の新品と総額で比べる
ポップインアラジン2と2 Plusの違い
2と2 Plusは、見た目も天井への付け方もほとんど同じです。
中身の違いは、映像の明るさ、電源を入れてからの速さ、通信の規格に集まっています。
スペックの違いを表で比べる
表では、明るさと起動の行を中心に見てください。
| 項目 | popIn Aladdin 2 | popIn Aladdin 2 Plus |
|---|---|---|
| 発売 | 2020年9月(当初は6月予定) | 2022年6月末 |
| 発売時の価格 | 99,800円 | 109,800円 |
| 明るさ | 700 ANSIルーメン | 900 ANSIルーメン |
| 解像度 | フルHD | フルHD |
| 待機状態からの起動 | 約28秒 | 約7秒 |
| Wi-Fi・Bluetooth | Wi-Fi 5・4.2 | Wi-Fi 6・5.0 |
| ストレージ | 16GB | 32GB |
| 音声 | ハーマンカードン 8W+8W | 同じスピーカー+Dolby Digital Plus |
| 大きさ・重さ | 476×476×145mm・4.9kg | 2と同じ |
| 照明 | 〜8畳・3,800lm | 2と同じ |
2の通信規格とストレージの数値は、メーカーの仕様表ではなく、2 Plus発売時の比較記事に載っていたものです。
レンズを上下に0〜32度動かせる点や、天井から映す仕組みは2つとも同じです。
買い比べるときに差が出るのは、明るさと起動の2つだと考えてください。
900 ANSIと700 ANSIの差が出る場面
ANSIルーメンは、プロジェクターが出す光の量を決まった方法で測った数値です。
2 Plusは2より約28%明るくなっています。
この差が効くのは、カーテンを開けた昼間や、照明を少しつけたまま見る場面です。
部屋をしっかり暗くした夜なら、画質に不満はないという持ち主の声があります。
反対に、明るいリビングでテレビの代わりにしたい場合は、900 ANSIでも映像が薄く見えることがあります。
2を選ぶなら、夜に寝室で使う前提で考えておくと失敗しにくいでしょう。
起動の速さは毎日の使い勝手に効く
2 Plusは、待機状態から映るまでの時間が約28秒から約7秒に短くなりました。
リビングテック協会の実測でも、通常の起動は2が25.7秒、2 Plusが6.68秒で、2 Plusは2の約4分の1の時間で映りました。
ただし、電源を完全に切った状態から立ち上げる時間は、2つでほとんど変わらないとされています。
寝る前に毎日つける使い方では、この20秒ほどの差が気になりやすいでしょう。
2の中古を検討しているなら、起動の待ち時間を許せるかも判断材料に入れてください。
2 PlusとX2 Plus、SEとの関係
ポップインアラジンの名前は似ていて、どれが同じ製品なのか分かりにくくなっています。
ここでは、2 Plusと現行のX2 Plus、そして2と同じ年に出たSEの関係を整理します。

2 PlusはX2 Plusに名前が変わった
2 Plusは、2022年12月12日にAladdin X2 Plusへ名前が変わりました。
運営がXGIMIの傘下のAladdin X株式会社に移ったことを受けた変更で、改名したときの価格は129,800円のままでした。
変わったのは、照明が30分かけて明るくなる目覚まし機能、レンズカバーの色、ロゴなどです。
明るさや本体の大きさは2 Plusと同じなので、中古の2 Plusは、中身がほぼX2 Plusと同じ製品と考えて差し支えありません。
ただし、中古の場合は、ソフトの更新がどこまで済んでいるかが個体によって違う可能性があります。
現行のAladdin X2 Plusは、照明の設計寿命が30,000時間、OSがAndroid 9.0と公表されています。
2 Plusを中古で探している人は、同じ中身の新品がいくらで買えるかを先に確かめておくと比べやすくなります。
SEは短焦点ではない別の系統
SEは、2と同じ2020年に発表された低価格のモデルです。
発表時の価格は74,800円で、明るさは500ルーメン、解像度はフルHDでした。
大きな違いは、SEが初代の外観のままで、2のような短焦点レンズを使っていない点です。
2は壁から約1.2mで60インチを映せる短焦点の設計で、狭い部屋でも大きく映しやすくなっています。
照明が8畳までで重さが4.9kgという点は、2と同じです。
中古でSEと2が並んでいたら、明るさと映せる大きさの差を値段の差と比べて考えてください。
初代から最新機種までの発売順は、ポップインアラジンの歴代モデルをまとめた記事で年表にしています。
使った人の評価は「夜は満足・昼は不満」に分かれる
2や2 Plus、中身が同じX2 Plusの口コミを見ると、評価ははっきり2つに分かれます。
良い評価と不満の声を、それぞれ確認しておきましょう。
良い評価は省スペースと音の位置
レビューでよく挙がるのは、床や棚に何も置かずに大画面を作れる点です。
天井の照明の位置に付けるので、配線が見えず、部屋がすっきりするという声があります。
次のような点も、満足した理由として挙げられています。
- 取り付けが簡単で、工事がいらない
- 音が頭の上から聞こえて、映像と一体感がある
- 子ども向けのコンテンツがそろっている
- 夜に暗くして見るなら画質に不満がない
レンタルサービスのRentioでは、X2 Plusの評価が5点満点で4.5(196件)になっています。
2 Plusを中古で選んだ場合も、こうした良さはそのまま受け継がれると考えられます。
不満の声は昼の見え方とアプリ
不満でいちばん多いのは、昼間に見ると映像が薄くなることです。
2を半年使った持ち主のレビューでも、画質は十分だが日中は厳しいと書かれています。

ほかにも、次のような声があります。
- ファンの音で、映像の声が聞き取りにくいことがある
- 内蔵のテレビアプリが使いにくい
- スマートリモコンとの相性がよくない
- Netflixをリモコンで操作できない
- テレビを見るには別売りのチューナーが必要
2の持ち主の中には、OSの変更でテトリスやパックマンなど一部のゲームが使えなくなったと書いている人もいます。
本体の明るさやファンの音は、あとから直せない部分です。
アプリの不満は、外部の機器でおぎなえる場合があります。
ポップインアラジン2の今の状態
中古を買う人も、今使っている人も、気になるのは今どこまで使えるかです。
生産と修理・付属品、Netflixとアプリ、保証の3つに分けて確認します。
生産と修理受付は終わり、付属品は在庫しだい
公式サポートでは、2(型番PA20U01DJ)は生産終了と表示されています。
さらに、2024年12月25日に公開された公式のお知らせのとおり、2の修理受付と修理対応は2026年6月30日で終わりました。
2 Plusは、2026年10月24日時点では終了日が発表されていません。
一方で、取扱説明書やよくある質問のページは今も公開されています。
リモコン、シェード、天井アダプターといった付属品の購入先も案内されています。
天井アダプターは単品2,000円で、初代からX3 Laser 4Kまでの8機種で共通の部品です。
ただ、2026年10月16日時点の公式ストアでは売り切れでした。
リモコンも、2026年10月24日時点の公式ストアでは在庫がありませんでした。
中古で本体だけを買うと、付属品を後からそろえられない時期もあるため、付属品がそろった出品を選ぶほうが安心です。
2が壊れたときに、使い続けるか照明として残すか買い替えるかの決め方は、ポップインアラジン2の寿命と修理をまとめた記事で整理しています。
Netflixとアプリは購入前に確かめる
2の持ち主からは、Netflixを開くと「2024年7月15日以降、このデバイスではNetflixをご利用いただけなくなります」と表示されたという報告があります。
その後、リモコンで操作できる白いアイコンのアプリが消え、カーソルで操作する黒いアイコンの古いアプリだけが残ったという報告もあります。
X2 Plusをレンタルした人の口コミにも、リモコン操作版のNetflixは2024年7月に提供が終わったとサポートで聞いた、という内容があります。
ただし、Aladdin Xの公式サイトでは、この件についてのお知らせが見つかりません。
今どこまで見られるかは、個体のソフトの状態によって変わる可能性があるため、断定はできません。
ほかのアプリでは、Huluのヘルプで2と2 Plusが対応機種に挙げられています。
2 Plusは、2022年12月7日にTVerにも対応しました。
見たいサービスがある人は、買う前に公式のチャットで、その機種で使えるかを確かめてください。
内蔵アプリでNetflixを見たい人には、公式ページでNetflixの機能をうたっているAladdin X3が候補になります。
中古は保証が効かない前提で考える
Aladdin Xの保証は、原則として購入から1年です。
公式ストアで新品を買うときに入れる2年のプランを使っても、期間は2年までです。
2は2020年、2 Plusは2022年の発売なので、新品で買った当時の保証は、ほとんどの個体で期間を過ぎていると考えられます。
さらに保証規約では、無償修理に購入証明が必要で、公式でない販売店で買った製品は対象外とされています。
フリマアプリや中古店で買った2 Plusは、修理費を全額自分で負担するつもりで選んでください。
2のほうは修理受付が終わっているため、壊れたら公式では直せない前提で選ぶことになります。
中古と現行機を総額で比べる
中古の値段だけを見ると安く感じますが、比べるべきなのは使い始めるまでの総額です。
天井一体型にはHDMI端子がないため、ゲーム機やレコーダーをつなぐ人は、無線で映像を送るAladdin Connector 2の費用も足します。
中古の価格は出品ごとに大きく違うため、表では足すものだけを示しています。
| 選択肢 | 本体の価格 | Connector 2を足すと | 明るさ | 保証 |
|---|---|---|---|---|
| 中古の2 | 出品価格 | 出品価格+単品の価格 | 700 ANSI | なしの前提 |
| 中古の2 Plus | 出品価格 | 出品価格+単品の価格 | 900 ANSI | なしの前提 |
| X2 Plusの新品 | 129,800円 | セットで148,600円 | 900 ANSI | 公式ストアで買うと2年 |
| X3の新品 | 99,800円 | セットで118,600円 | 700 ANSI | 公式ページに2年と表示 |
新品の価格は、2026年10月28日時点の公式ストアの税込価格です。
価格はセールの時期に下がることがあるため、買う前に最新の価格を確かめてください。
表のとおり、公式ストアのセットでも、Connector 2の分の上乗せは単品の価格と同じ18,800円です。
中古の本体に公式ストアでConnector 2を足す場合も、同じ18,800円がかかります。
中古が得になるのは差額が大きいときだけ
中古の2の明るさは700 ANSIで、新品のX3と同じです。
X3は99,800円(2026年10月28日時点)で、保証が付き、OSも新しいAladdin OSです。
中古の2を選ぶ意味があるのは、X3との差額で、保証も公式の修理もないことや付属品の不足を引き受けられる場合に限られます。
中古の2 Plusは、X2 Plusの新品129,800円と比べるのが筋です。
中身はほぼ同じなので、差額が数千円から1万円ほどなら、保証の付く新品を選んだほうが長く安心して使えます。
中古で見落としやすい費用
中古の本体には、値段に表れない費用がついて回ります。
買う前に、次の点を出品者に確かめておきましょう。
- リモコン・シェード・天井アダプターがそろっているか
- 照明とプロジェクターをどのくらいの時間使ってきたか
- 天井から外すときに落としたり、強くぶつけたりしていないか
- 前の持ち主のアカウントが消され、初期化されているか
照明の設計寿命は、2で20,000時間とされています。
毎日8時間つけると約6.8年でこの時間に届く計算なので、2020年から毎日長く使われた個体は、照明も年数がたっていると考えたほうがよいでしょう。
中古品を買うときの細かい確認は、Aladdin Xを安く買う方法を比べた記事の中古の章で説明しています。
今買うならどれを選ぶか
選ぶ順番は、昼にも見るか、Netflixを内蔵アプリで見たいか、保証が欲しいか、の3つで決まります。
この3つにすべて「いいえ」と答えられる人だけが、中古の2や2 Plusを候補に残せます。

夜だけ寝室で使うなら中古も候補
夜に暗くして映画や動画を見るだけなら、中古の2や2 Plusでも不満は出にくいと考えられます。
照明は8畳までなので、寝室や子ども部屋の主照明として使える広さです。
ただし、次の条件がそろっている場合に限って選ぶのが安全です。
- 見たいサービスが、その機種で使えると確かめられた
- 2は壊れたら公式で直せず、2 Plusは修理費が自己負担でもかまわない
- 付属品がそろっていて、取り付けの部品を買い足さずに済む
- 新品のX3やX2 Plusとの差額が十分に大きい
どれか1つでも当てはまらないなら、次の現行機を比べてください。
昼も見る人と保証が欲しい人はX2 Plus
2 Plusと同じ中身を新品で買えるのが、X2 Plusです。
明るさは900 ANSIで、X3やX2 Lightの700 ANSIより明るく、100インチを壁から1.78mで映せます。
X3は100インチに2.00mが必要なので、壁までが短い部屋ではX2 Plusのほうが大きく映せます。
2026年10月28日時点の公式ストアでは129,800円で、公式ストアで買うと保証が2年に延びます。
迷うときは、公式ページで月3,600円からのレンタルも案内されているので、自分の部屋の明るさで試してから決める方法もあります。
中古の2 Plusと迷っているなら、保証付きの新品の今の価格と比べておくと判断しやすくなります。
\ 900 ANSIを2年保証の新品で /
※2年保証は公式ストアでの購入が条件です
Netflixと新しいOSを重視するならX3
X3は、2026年5月に発売された天井一体型の新しいモデルです。
OSは新しいAladdin OSで、公式ページではNetflixの機能が紹介されています。
重さは3.7kgで、X2 Plusの4.9kgより1.2kg軽くなりました。
明るさは700 ANSIで2と同じなので、夜に使う人向けという性格も2に近い機種です。
2026年10月28日時点の公式ストアでは99,800円で、X2 Plusより30,000円安く買えます。
中古の2を検討していた人にとっては、同じ明るさで保証と新しいアプリ環境が付く選択肢になります。
\ 3.7kgの新しい700 ANSI機 /
※価格はセールで変わることがあります
今持っている人は使い続けてもよい
2や2 Plusを持っていて、夜の映像に不満がないなら、急いで買い替える必要はありません。
ただし2は修理受付が2026年6月30日で終わったため、壊れたら公式で直してもらうことはできません。
Netflixを内蔵アプリで見られなくなった場合は、Connector 2にストリーミング端末をつないで見る方法を取っている持ち主もいます。
Connector 2は、2・2 Plus・SEが公式の対応機種に入っています。
買い替えを考えるのは、昼間の明るさや起動の遅さ、アプリの不足が毎日のストレスになったときや、2が故障したときです。
下取りや売却を含めた乗り換えの手順は、Aladdin Xの買い替え方法を解説した記事で説明しています。
ポップインアラジン2に関するよくある質問
生産終了したあともサポートは受けられますか?
2の修理受付と修理対応は、公式のお知らせのとおり2026年6月30日で終わりました。
2 Plusは2026年10月24日時点で終了日が発表されておらず、保証期間を過ぎた修理は有料での対応になります。
新しい機種に替えるとき、天井アダプターはそのまま使えますか?
専用の天井アダプターは、初代からX3 Laser 4Kまでの8機種で共通の部品です。
傷みや割れがなければ、新しい本体でもそのまま使える部品です。
ポップインアラジン2と2 Plusの評価のまとめ
ポップインアラジン2は生産終了し、2 Plusは名前を変えてAladdin X2 Plusとして売られています。
2と2 Plusの差は明るさと起動の速さ、通信の規格で、本体と照明は同じです。
2ではNetflixの内蔵アプリが使えなくなったという報告があり、見たいサービスは買う前に確かめる必要があります。
2の修理受付は2026年6月30日で終わり、2 Plusは終了日がまだ発表されていません。
中古は保証が効かない前提で、付属品と使われた時間も含めて総額で比べてください。
夜だけ寝室で使い、差額が十分に大きいなら中古も候補になります。
昼も見る人や保証が欲しい人はX2 Plus、Netflixと新しいOSを重視する人はX3が選びやすい機種です。
X2 PlusとX3の今の価格は、中古の出品価格と比べる直前に、Aladdin X公式ストアの各機種のページで確かめてください。
