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XGIMI HORIZON S Maxと20 Maxの違い|実測値で比較

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2機種の明るさの差が公称ほど開かないことを示したバナー

HORIZON S Maxが20万円前後まで下がり、現行のHORIZON 20 Maxとどちらを選ぶか迷っている方は多いと思います。

公称の明るさは3,100と5,700で大きく違いますが、実際の映像で同じだけ差が開くわけではありません。

結論から言うと、部屋を暗くして映画を見るならS Max、設置の自由度とゲーム性能まで必要なら20 Maxです。

この記事では、両機の違いがどこに出るのかを、実測値と価格の両面から整理します。

記事のポイント

  • 世代差がいちばん出るのは明るさより設置と端子まわり
  • 実測では通常モードの明るさが3,000ルーメン前後で近づく
  • ゲームと動きの滑らかさは20 Maxが明確に上
  • S Maxは20万円前後なら候補、28万円を超えると理由が薄い

違いは設置と拡張性にはっきり出る

まず、カタログの数字より先に効いてくる部分から見ていきます。

この2機種は、明るさを上げた同じ設計ではありません。

光源とレンズの考え方が違う

S Maxは、RGBのレーザーとLEDを混ぜるDual Light 2.0という方式を採用しています。

対する20 MaxはRGBの3色レーザーで、より高い明るさと広い色域を狙った構成です。

項目HORIZON S MaxHORIZON 20 Max
発売2024年10月2025年10月
光源レーザー+LEDRGB 3色レーザー
明るさ3,100 ISOルーメン5,700 ISOルーメン
投射比1.2:1固定1.2〜1.5:1
レンズシフトなし垂直±120%/水平±45%
HDMI1系統2系統
OSAndroid TVGoogle TV
国内保証1年2年

レーザーとLEDを混ぜるS Maxの方式には、レーザー特有のちらつきを抑えやすいという評価もあります。

明るさでは負けていても、色の見え方まで一方的に劣るわけではありません。

光源方式そのものの違いは、LEDとレーザーの違いを解説した記事にまとめています。

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光学ズームとレンズシフトの有無が効く

S Maxの投射比は1.2:1の固定で、光学ズームもレンズシフトもありません。

画面の大きさと位置は、本体を動かすかデジタル処理で合わせることになります。

デジタルで縮めたり台形補正をかけたりすると、使われる画素が減って精細感が落ちます。

20 Maxは光学ズームとレンズシフトを備えているため、映像を変形させずに位置を合わせられます。

棚の上や天井付近など、スクリーンの正面から外れる場所に置くなら、この差は後から埋められません。

HDMIが1系統しかない点は要注意

意外と見落とされるのが端子の数です。

S MaxのHDMIは1系統だけで、しかもサウンドバーへ音を戻すeARCも兼ねています。

ゲーム機とストリーミング端末とサウンドバーを同時につなぐと、S Maxでは端子が足りなくなります。

切替器やAVアンプを足す前提なら、その費用も価格差に含めて考えてください。

接続でつまずいたときの切り分けは、HDMIで映らない原因をまとめた記事が参考になります。

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明るさの差は公称ほど開かない

3,100と5,700という数字を見ると、倍近い差があるように思えます。

ただし実測値を並べると、印象は変わります。

通常モードでは3,000ルーメン前後で近づく

第三者の測定では、20 Maxの通常設定が約2,932 ANSIルーメンでした。

明るさを底上げするモードを使っても約3,312 ANSIルーメンという結果です。

一方のS Maxは、別のレビューで最大約3,174ルーメン、色の精度を優先した設定でも約2,804ルーメンを記録しています。

測定した環境や機材が違うため厳密な横並び比較はできませんが、常用する設定での差は公称値ほどではありません。

遮光した部屋で100〜120インチという条件なら、どちらも明るさは足ります。

公称値と実測値の明るさを2機種で比べた棒グラフ
実測では通常設定の差が縮まる

必要な明るさの考え方は、ルーメンの目安を解説した記事で確認できます。

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5,700ルーメンは常用向けの数字ではない

20 Maxの測定では、最大出力のモードで5,342 ANSIルーメンまで到達しています。

ただしこのモードは色が緑寄りになり、ファンの音も大きくなると指摘されています。

公称の5,700ルーメンは、映画を見るときに常時使う設定の数字ではないと考えてください。

それでも、日中のリビングや150インチ級の大画面では、この上限の高さが効いてきます。

昼間に使う前提で選ぶなら、昼間に使う条件をまとめた記事も合わせて読んでみてください。

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黒の沈み方は仕組みが違う

コントラストの公称値は、S Maxが1,000,000:1、20 Maxが20,000:1と表記されています。

どちらも映像に応じて明るさを動かした状態の数字で、素の実力を示すものではありません。

実測のネイティブコントラストは、20 Maxが約1,400〜1,640:1、S Maxがアイリス併用で約1,890:1という報告があります。

黒の深さそのものは世代で大きく変わっておらず、20 Maxはレーザーの出力制御で沈めている形です。

調べていて意外だったのは、公称のコントラストと実測のネイティブ値がこれほど離れていることです。

百万対一という表記を見て黒の深さを期待すると、実物とのギャップに驚くことになりそうだと感じました。

ゲームと配信アプリは20 Maxが上

映画以外の使い方を含めると、世代差ははっきりします。

特に反応速度とアプリ対応は、価格差の理由になる部分です。

入力遅延とリフレッシュレートの差

20 Maxの実測では、4K/60Hzで約8ms、1080p/120Hzで約6ms、1080p/240Hzで約2msという結果が出ています。

可変リフレッシュレートと自動低遅延モードにも対応しています。

S Maxの入力遅延は20ms未満とされ、遅さが問題になる水準ではありません。

ただしS Maxは60Hzが基本で、可変リフレッシュレートには対応していません。

据え置き機で映像重視のゲームを遊ぶならS Maxで足りますが、高いフレームレートを出すなら20 Maxになります。

遅延の目安そのものは、入力遅延で選ぶ方法をまとめた記事で解説しています。

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Netflixを本体だけで見られるか

S MaxはAndroid TV世代で、Netflixに対応していないという報告があります。

本体だけで見たい場合は、ストリーミング端末を追加する前提になります。

HDMIが1系統しかないため、端末を挿すとゲーム機やサウンドバーの接続先がなくなります。

20 MaxはGoogle TVでNetflixに対応し、HDMIも2系統あるので、この問題自体が起きません。

対応状況の調べ方は、Netflixが見れない原因をまとめた記事にまとめています。

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S Maxはいくらなら買いなのか

ここまでの差を踏まえて、価格の線引きを整理します。

判断を分けるのは世代ではなく、いくらで買えるかです。

20万円前後なら十分に候補になる

S Maxの発売時価格は329,800円で、2026年9月時点の価格比較サイトでは199,800円まで下がっていました。

20 Maxは450,900円に対して359,800円という水準です。

S Maxの価格判断理由
〜22万円買っていい映画中心なら映像と音響の内容に対して割安
22〜25万円条件付き暗室で使い、端子が1系統でも困らない場合
25〜28万円用途次第世代差を考えると割安感が薄れる
28万円超見送り寄り20 Maxとの差が縮み、設置と端子の制約が重くなる

S Maxを定価に近い33万円前後で買うと、20 Maxとの差は3万円ほどしかありません。

その差額で光学ズームとレンズシフト、HDMI2系統、保証1年分が付くため、価格が近いなら20 Maxを選ぶことになります。

価格は在庫やセールで動くので、XGIMI公式サイトの価格で今の水準を確かめてから判断してください。

一体型スタンドと音は今でも強み

S Maxは本体と一体になったジンバルで、向きを大きく振れる構造です。

床や棚に置いてすぐ角度を合わせられるため、据え置き設備を組まない使い方には合っています。

スピーカーは12Wを2基で、これは20 Maxと同じ構成です。

内蔵スピーカーだけで映画を完結させたい場合、S Maxが旧型だから音で劣るということはありません。

外部スピーカーを足す予定がないなら、ここは価格差を埋める要素になります。

S Max向きと20 Max向きの条件を左右に並べた選び分けの図
決め手は世代ではなく置き方と使い方

音の出し方で迷う場合は、スピーカー選びを解説した記事も参考になります。

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XGIMI 公式サイトで詳細を見る

HORIZON S Maxと20 Maxに関するよくある質問

映画を見るだけならS Maxで十分ですか?

遮光できる部屋なら足ります。

実測でも色の精度を優先した設定で約2,800ルーメンあり、100〜120インチなら明るさは問題になりません。

Dolby Visionにも対応しているため、映像の見え方で大きく見劣りする場面は限られます。

S Maxは軽くて持ち運びやすいですか?

本体は約4.8kgですが、電源アダプターが大きめです。

レビューではアダプターだけで約1.2kgと測定されており、一式では6kg近くになります。

20 Maxの5.4kgと比べて、大きく持ち運びやすいわけではありません。

20 Maxは4K120Hzに対応していますか?

4Kは60Hzまでが基本です。

高いリフレッシュレートを使えるのは1080pで、120Hzと240Hzに対応しています。

4Kで120Hzを出すことを前提に選ぶ機種ではない点に注意してください。

3D映像を見る目的でS Maxを選んでいいですか?

事前の確認をおすすめします。

公式には3D対応とある一方で、Blu-rayの3D規格では動かなかったという報告も出ています。

手持ちのディスクとプレーヤーで使う予定なら、購入前に販売店へ確認してください。

HORIZON S Maxと20 Maxの比較まとめ

2機種の差は、明るさよりも設置と拡張性にはっきり出ます。

実測の明るさは常用設定で3,000ルーメン前後に近づき、暗室での映画なら大きな差になりません。

選び分けの基準は次のとおりです。

  • 暗室で100〜120インチ、内蔵スピーカーで完結するならS Max
  • 本体を正面に置け、つなぐ機器が少ないならS Max
  • 日中も使う、150インチ級を映すなら20 Max
  • 棚や天井から位置をずらして設置するなら20 Max
  • 高いフレームレートでゲームをするなら20 Max

S Maxは20万円前後なら候補に入りますが、28万円を超えると選ぶ理由が薄くなります。

他の機種も含めて検討し直したい場合は、XGIMIの機種を比較した記事で全体像を確認できます。

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正確な情報は公式サイトをご確認ください。

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K

プロジェクター図鑑 K

賃貸・工事なしで天井にプロジェクターを設置できると知ってから、 ホームシアター生活にはまり、このサイトを立ち上げました。

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プロジェクターの選び方・設置方法・接続トラブルまで、 実際に情報を集めて分かったことを正直にお伝えします。

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